感染症対策
感染症対策

感染症の早期発見への取り組みと院内感染発生時の対応を行っています。

感染症対策

精神科における感染対策は、一般診療科とは異なる特殊性を認識する必要があります。
その特殊性とは、自己衛生管理が不十分である事や、感染の拡大を防ぐ為の行動制限への協力が得られない、また、集団性、閉鎖的環境であったり症状を上手く訴える事ができずに診断が遅れやすいことなどが挙げられます。

当院では、症候サーベイランスにより関連施設全体の患者・利用者・職員の感染管理を行い、早期にアウトブレイクを予知することや流行している感染症の防止対策の周知徹底を行っています。
また、サーベイランスから見えてきた当院での流行情報や予防方法などを毎週感染レポート(速報)として全グループに院内メールでお知らせしています。
ノロウイルス・インフルエンザウイルスに関してはフェーズを用いてスタッフの対応・環境整備方法を統一しています。

ノロフェーズ

平成26年1月6日 院内感染対策委員会

警戒レベル フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3 フェーズ4 フェーズ5
  予報 注意報 警戒(1) 警戒(2)
報告範囲 大阪府下報告なし 大阪府内流行 病棟内1名以上発生 病棟内3名以上発生または複数病棟にわたるとき 病院内10名発生
    1名 3名以上 10名以上(保健所へ集団感染の報告)
清掃 通常の清掃 各フェーズ環境整備表参照
行動制限 なし 面会者の限定と持ち込み制限(家族のみとし、食べ物の持込禁止)
  • 感染者個室または部屋内でのカーテン隔離
  • 食事は部屋で
  • 入浴は症状消失するまで禁止
病棟閉鎖 病棟閉鎖
作業療法活動 通常通り 通常通り 該当病棟参加禁止
(病棟内でOT実施)
該当病棟参加禁止 作業療法中止
喫茶店・売店利用 通常通り 通常通り 有症状者キャリア期終了まで禁止 利用禁止
検査室・他科受診 通常通り 通常通り 有症状者使用禁止 利用禁止
病棟間の転棟 通常通り 通常通り 有症状者キャリア期終了まで転入出禁止 転入出禁止
  • 有症状者(罹患患者)…嘔吐が消失して便性状が有形便に改善するまで。
  • キャリア期…罹患患者解除より1週間経過するまでの時期。
  • 有症状者が発生した場合は検査結果の有無に関係なくただちにグループリーダーに報告。

インフルエンザフェーズ

平成26年2月5日 院内感染対策委員会

警戒レベル フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3 フェーズ4 フェーズ5
  予報 注意報 警戒(1) 警戒(2)
報告範囲 大阪府下報告なし 大阪府内流行 1グループ 複数グループ 2~3日の間で10名以上の発生または重傷者発生
(保健所へ集団感染の報告)
    人数関係なし 人数関係なし
清掃 通常の清掃 通常の清掃+接触の多い部分のアルコール清拭除去
マスク着用
(職員)
なし 認知症病棟で開始 部署別に開始 部署別に開始 病院内全部署
検温 通常通り 外泊より帰院後3日間
2検温観察
有症状者3日間
2検温観察
2回/日
(当該病棟)
2回/日
(全病棟)
行動制限 なし なし
  • 感染者個室または部屋内でのカーテン隔離
  • 食事は部屋で
  • 入浴は症状消失するまで禁止
  • 感染者個室または部屋内でのカーテン隔離
  • 食事は部屋で
  • 入浴は症状消失するまで禁止
病棟閉鎖
作業療法活動 通常通り 通常通り 該当病棟参加禁止
(病棟内でOT実施)
該当病棟参加禁止
(病棟内でOT実施)
作業療法中止
面会 通常通り 面会者の健康状態の確認 有症状者禁止 有症状者禁止 発生G家族以外面会禁止
喫茶店・売店利用 通常通り 通常通り 有症状者禁止 有症状者禁止 利用禁止
検査室・他科受診 通常通り 通常通り 有症状者使用禁止 有症状者使用禁止 有症状者使用禁止
病棟間の転棟 通常通り 通常通り 症状消失後2日経過するまで転入出禁止 転入出禁止
  • 有症状者が発生した場合は検査結果の有無に関係なくただちにグループリーダーに報告。

近年、問題視されている「多剤耐性菌」についても不用な抗菌薬を使用しないよう院内グラム染色検査の実施をして、抗菌薬の適正使用の働きや耐性菌の保菌者の追跡・管理を行っています。

グラム染色