病院全体の医療の質向上に寄与することを主眼として運営しています。
病院の患者安全システムを構築するためには、発生した事故に対する危険管理、発生を防止するための安全管理を考えると共に、医療の「質(quality)」を高めることで事故の発生を起こりにくくする「質管理(quality management)」の考え方が重要となります。このような考えから当院では、平成16年10月にTQM(Total Quality Management)センターを開設し、専任職員を配置しています。 TQMセンターは、病院という組織全体で、医療の質に関する取組みを統合的に管理していく業務を行います。病院全体の「事故予防」をトータルにマネジメントするために、医療事故をはじめ、感染管理や精神科医療に関する人権擁護など、多数の委員会の運営状況を把握し、客観的な評価や警告・提言などを行い、今後の活動へのサポートをしていきます。また、医療サービスの様々な情報を集積し、アウトカム評価を行うなど、病院全体としての医療の質向上に寄与することを主眼として運営していきます。