木島病院のご紹介

ご挨拶

医療法人桐葉会 理事長の横井です。 
 
私たちは、昭和38年8月の開院以来(創設者・故 横井喜治郎)、これまでで50年以上にわたり、病院や診療所を通じて、『こころのケア』を行ってまいりました。 
 
木島病院の創設は、日本が高度成長へと突入し、精神科病院が増設された時期でもありました。その後、様々な変遷を経て、現在の形となったわけでありますが、半世紀の経過とともに、精神科医療は、「入院中心から地域へと、精神障害者が地域で暮らしていける社会を作ろう・・・」へと変わりつつあります。 
時代とともに、経営も見直しを行っていかなければならないわけでありますが、先に示したようなこのような不安な時代の中での変革は、きわめて難しいものであると感じています。 
 
一方では超少子化が進み、超高齢化が進む中、我が国の社会保障制度が根幹から揺らごうとしている時代でもあります。はたして病院がどのようにして生き残っていくべきか・・・、先が読めない時代へと突入しています。 
このような厳しい状況下で、職員が一致団結し、同じ行動をとれるような組織を作り上げていきたいと考えております。 
 
また、平成20年6月には、貝塚市内において、心療内科『さくらクリニック』を開院し、さらに、平成26年4月には大阪市北区において『中之島フェスティバルタワー・さくらクリニック』を開院するに至りました。 
ここでは、『うつ病やストレス関連疾患』『メンタル不調』に陥った会社で働く、ビジネスマンやOLの皆様方のメンタルケアをサポートしてまいりたいと考えています。 
 
治療は、薬物療法のほか、認知行動療法を用いた復職支援・職場復帰プログラム(リワークプログラム)をデイケアで展開してまいりたいと考えています。 
大学医学部や、産業保険の先生方とも連携し、最新の知識で質の高い医療を提供してまいりたいと考えています。 
 
皆様方には、ご協力、ご支援くださいますよう平身よりお願い申し上げます。

理事長
 横井 清 
YOKOI KIYOSHI

理念と基本方針

木島病院は、地域精神科医療の担い手として最高レベルの医療・福祉サービスをご提供いたします。

理念

「慈愛」と「奉仕」の精神をもって、
思いやりのある卓越した医療・介護・福祉サービスを実践し、
地域社会に「貢献」する。

基本方針
  1. 地域社会に貢献します。

  2. 利用者の満足度向上を図ります。

  3. 安全管理の徹底と質向上に努めます。

  4. スタッフの継続的な人材育成を行います。

  5. 情報開示を通じて透明性を高めます。

日本医療機能評価機構認定病院

入院中の精神障害者の権利に関する宣言

入院中の精神障害者は、適切な医療を受け、安心して治療に専念することができるよう、次の権利を有しています。 
これらの権利が、精神障害者本人及び医療従事職員、家族をはじめすべての人々に十分に理解され、それが保障されることこそ、精神障害者の人権を尊重した安心してかかれる医療を実現していく上で、欠かせない重要なことであることをここに明らかにします。

  1. 常にどういうときでも、個人として、その人格を尊重される権利
    暴力や虐待、無視、放置など非人間的な対応を受けない権利

  2. 自分が受ける治療について、分かりやすい説明を理解できるまで受ける権利 
    自分が受けている治療について知る権利

  3. 一人ひとりの状態に応じた適切な治療及び対応を受ける権利 
    不適切な治療及び対応を拒む権利

  4. 退院して地域での生活に戻っていくことを見据えた治療計画が立てられ、それに基づく治療や福祉サービスを受ける権利

  5. 自分の治療計画を立てる過程に参加し、自分の意見を表明し、自己決定できるようにサポート(援助)を受ける権利
    また、自分の意見を述べやすいように周りの雰囲気、対応が保障される権利

  6. 公平で差別されない治療及び対応を受ける権利 
    必要な補助者“通訳、点字等”をつけて説明を受ける権利不適切な治療及び対応を拒む権利

  7. できる限り開放的な、明るい、清潔な、落ちつける環境で治療を受けることができる権利

  8. 自分の衣類等の私物を、自分の身の回りに安心して保管しておける権利

  9. 通信・面会を自由に行える権利

  10. 退院請求を行う権利及び治療・対応に対する不服申立てをする権利 
    これらの権利を行使できるようサポ-ト(援助)を受ける権利 
    また、これらの請求や申立てをしたことによって不利に扱われない権利

(大阪府精神保健福祉審議会 2000年5月19日)